初めてチームリーダーになったときに直面する3つの変化
プレイヤーからマネジャーへの移行で多くの人が戸惑うこと

チームリーダーに任命されたとき、多くの人が「自分でやった方が早い」という感覚に直面します。これはリーダーとして失格なのではなく、プレイヤーからマネジャーへの移行期に誰もが経験する認知のズレです。
「自分でやった方が早い」という感覚との向き合い方
この感覚は、自分のスキルが高いことの裏返しです。問題は、チームの成果はリーダー一人の作業量では決まらないことです。リーダーの役割は、チーム全体のアウトプットを最大化することに移行しています。
「自分でやった方が早い」という場面でも、あえてメンバーに任せることが、中長期的なチームの能力向上につながります。短期的な効率よりも、メンバーの成長を優先する判断が、リーダーには求められます。
1on1ミーティングを機能させるための基本
1on1は、業務の進捗確認の場ではありません。メンバーが抱えている課題・不安・キャリアの方向性について話す場です。この区別が曖昧なまま運用すると、1on1が「週次の報告会」になってしまいます。
最初の1on1では、「あなたが仕事でうまくいっていると感じるのはどんなときか」「逆に、困っていることは何か」という問いから始めることをお勧めします。リーダーが話すよりも、メンバーが話す時間を多くすることが基本です。
フィードバックを「評価」ではなく「情報」として伝える
フィードバックが機能しない多くの場合、受け手が「評価された」と感じることが原因です。「あの報告書は良くなかった」という言い方は評価です。「あの報告書の結論が後半にあったため、私は読み終わるまで判断できなかった」という言い方は情報です。
具体的な行動・その影響・改善の方向性を伝えることで、フィードバックは評価ではなく情報になります。この形式を習慣にするには練習が必要ですが、チームの心理的安全性に直接影響します。
リーダーへの移行は、スキルセットの変化だけでなく、自分の役割についての考え方の変化を伴います。その変化に時間がかかることは、自然なことです。